4月号 キリストの復活は人類に平和をもたらす
主任司祭 ウィフリデュス ガッラ
ご復活祭おめでとうございます! キリストの復活は歴史を変え、世界に希望をもたらした出来事です。キリストは復活され、それによって死と罪に打ち勝ち、人類に平和をもたらされました。
日々の忙しさの中で、私たちはしばしば、真の平和はキリストの中にのみ見出されるということを忘れてしまいます。キリストは「道であり、真理であり、命」(ヨハネ14:6)です。その復活を通して、キリストは私たちが神と、そして隣人との関係を回復するための道を切り開いてくださいました。
四旬節のメッセージの中で、教皇レオ14世は私たちに神の御声に耳を傾けるよう呼びかけています。「今年、私はまず、耳を傾けることによって神の御言葉に場所を与えることの重要性を強調したいと思います。なぜなら、耳を傾ける用意があるということは、私たちが隣人との関係を築きたいと願っていることの最初のしるしだからです」。
神が、燃える荊棘の中からモーセにご自身を現された際、聞くことがご自身の特徴であることを示されました。「わたしは、エジプトの地でわたしの民が苦しんでいるのを見てきた。彼らの叫びを聞いた」(出エジプト記3:7)。抑圧された人々の叫びに耳を傾けることこそが、解放の物語の始まりでした。その物語の中で、神はモーセをも巻き込みました。神は彼を遣わし、奴隷とされた御子らに救いの道を開かせたのです。
神は関与する神であり、今日、神は御心を「震わせる」思いを通して、私たちにも手を差し伸べておられます。それゆえ、典礼における御言葉に耳を傾けることは、私たちに人生の現実をより敏感に、より誠実に聞くよう教えてくれます。私たちの個人的な生活や社会における多くの声の中で、聖書は苦しみや不正から上がる声を識別できるようにし、その声が応えられずに放置されないようにしてくれます。この開かれた内面の姿勢に身を置くということは、神のように耳を傾けるよう神に教えられていくことを意味します。そうして私たちは、「貧しい人々の状況は人類の歴史において、絶えず私たちの生活、社会、政治・経済システム、そして〈同様に重要なことですが〉教会をも揺さぶる叫びである」と気づくに至るのです。
キリストの復活は、いくつかの点で平和をもたらします。
神との平和…私たちは、キリストの死と復活によって神と和解させられました(ローマ5:1)。
自分自身との平和…私たちは罪の束縛から解放され、自由と平安のうちに生きることができます(ヨハネ8:36)。
隣人との平和…私たちは、キリストの愛を反映し、隣人との愛と一致の中で生きるよう召されています(ヨハネ13:34-35)。
被造物との平和…私たちは被造物の管理者として、自然の調和を守り、正義を推進するよう召されています(創世記2:15)。
グローバル化と地球温暖化の時代において、私たちは平和の使者となり、キリストの愛と希望を人々に届けるよう招かれています。さあ、共に平和を祈りましょう。世界中の平和、とりわけ紛争の影響を受けている地域のために祈りましょう。愛を実践しましょう。他者、特に社会から疎外され、忘れ去られた人々に対して、愛と思いやりをもって行動しましょう。被造物を守りましょう。自然の調和を守り、正義を推進するための行動を起こしましょう。
喜びと平安に満ちた心で、この復活祭を祝いましょう。キリストの復活が、私たちの生活とこの世界に平和をもたらすようにしましょう。私たちが平和の使者となり、キリストの愛と希望を他の人々に届けることができますように。
ハッピー・イースター!
キリストは復活されました!
