2月号 信仰を養成するとは?
信仰養成委員会 有坂 緑
「有坂さん、信仰養成委員になりましたよ。来月から委員会に出席してくださいね」。いつものように主日の8時半ミサに与って帰ろうとした私に、マリア様の前で当時の主任司祭エドガル神父様(現仙台教区司教)が突然このようにおっしゃいました。受洗後3年目で、ミサに与ることで精いっぱいだった私は、このお話をお断りするという選択肢があることすらわからずに、「私に出来るでしょうか?」と伺いました。「大丈夫ですよ」と満面の笑みでお答えくださったお顔を今でも覚えています。こうして私の信仰養成委員としての活動が始まりました。
信仰養成委員会では年間行事として四旬節黙想会と共同回心式、講演会、待降節黙想の集い等の行事を行っています。何もわからずに飛び込んだ委員会ですが、これらの行事に準備から関わらせていただくことで、少しずつ学びの機会をいただきました。特に2021年から始まったシノドスの分かち合いを通して、大きなお恵みをいただきました。それまで、信仰についての分かち合いをしたことはほとんどありませんでしたが、毎月テーマに沿って考え、それぞれの意見を分かち合うことで、多くを学ばせていただきました。一人で聖書を読んだり、本から学ぶことももちろん必要で大切な時間ですが、兄弟姉妹とともに意見を分かち合い、歩んでいけることは本当に大きなお恵みだと思います。信仰生活の先輩方から教えていただくことは、本当に貴重な時間になりました。「信仰は共同体で育まれる」とはこういうことなのだとシノドスの分かち合いで体感しました。
信仰を豊かにする、信仰を養成する、これはどういうことなんだろう? と考えながら過ごしてきました。「洗礼はゴールではなく、スタートであるから、学びを続けるように」とゴーセンス神父様がよくおっしゃっていたことを思い出します。皆さまは受洗後どのように学びを続けて、信仰を豊かにされているのでしょうか。信仰を豊かに持続させることは、簡単なことではないと思います。忙しい日常生活を理由に、信仰生活がおろそかになることも多々あります。しかしイエス様が、からし種一粒ほどの信仰があれば、その信仰を育てることが出来ると教えてくださったことは、私に大きな希望を与えてくれました。からし種の大きさは、0.5ミリほどだそうです。こんなに小さなからし種一粒ほどの信仰でも、神さまの愛という最高の肥料をいただいてゆっくりと育てていくことは、楽しみにほかなりません。
今年も信仰養成委員会では様々な行事を企画しています。委員会では皆さまと一緒に信仰生活を豊かにしていきたいという思いで準備をしています。シノドスの分かち合いは、少し形を変えて継続していく予定です。各行事へのご参加を、心からお待ちしています。
