8・9月号 創造主のように着飾らせてください

正義と平和委員会 片寄 幸代

「あゝ今年もあの日がやって来る」この文句は、どこの国にもあるのでしょう。置き去りにされた悲しみが重ね重ねて思い出され、誰彼と語り紡がれた出来事のことだから。

米国の、広島・長崎への原子爆弾投下は実験でもあった。住民はずっと「だんまり」を強いられた。他言無用。戦後は飼い主の代わり映えとなった。米国の実験続きは、太平洋のビキニ環礁で、マグロ漁船にあのピカときのこ雲と白い灰を見せた。漁船は急いで日本へと帰った。体の変調で沈黙してはいられなくなった。大漁のマグロと共に一人の死があった。無線長の久保山愛吉さん。船は、「第五福竜丸」として夢の島に展示保存されている。殺傷能力抜群の主人となった核は、ボタン一つのプッシュで無人機兵器となり、持ち運ばれている。戦争は武器の予行演習である。戦争を知らない子ども達が戦争しか知らない子どもになっている。

ちょっと余所見しますが、「日本の四季」「四季折々の言葉」「四季の菓子」「四季の歌」等の四季は、日本の衣食住に値すると思います。でもこの頃、「夏の四季」が生まれた。未知の自然環境の中で人は学んでいる。秩序だけでなく無秩序をも学んでいる。

創造主は「在れ! 良し」と言われた。人は最後に登場した。先に登場したものは人に必要なものばかりです。この事が御心でしょうか。この事が「あなたより私が先に」と言われるのでしょうか。「空の鳥を見なさい。野の花を注意して見なさい」と言われたイエスの言葉は、人の顔と声に驚きを現わした。「開発」を着飾って、人の顔と声は消えてしまいそう。

短い夏と早い秋を願って、復活の命を持つ人間を守りましょう。