11月号 感謝、そして祈り続けること

信徒代表 田中 和郎

信徒代表の任期も残すところあと少し。「感謝」ということを思いめぐらしています。

一緒に教会のお仕事に携わってくださった方々のこと、いろいろな出来事が思い起こされます。

謙虚で先見性のあるエドガル神父様に導いていただいた2021年。2022年は思慮深いガル神父様と様々なことを相談しながら復活祭をむかえ、その後、聡明なウィル神父様との出会い。今、ウィル神父様、ガル神父様を中心にした松原教会が「いつでも共にいる 共にある教会」になっています。

2021年1月、コロナ禍の中で引き継ぎました。突然のミサの非公開。今後の対策のために「緊急対策チーム」を信徒代表経験者、専門家の方を中心に招集。そこで感染対策のガイドラインを作りました。ガイドラインの基本となる6つのルールを地区連絡会を通して、周知徹底、実行。その後、状況に応じての改訂を行い、現在に至っています。同時にITチームの創設がありました。エドガル神父様からどんな時でもミサに与れるようにミサのYouTube配信を行いたいという発案からスタートしました。HP、メーリングリスト、Wi-Fi環境など活動範囲を広げています。コロナ禍でも教会の一致を目的として、「松原デー」の収録を実行しました。12月に突然のエドガル神父様の仙台司教任命のニュース。無観客の「司教任命を祝う会」を宣教司牧評議会メンバー中心に録画撮り。2022年2月にはオルガン購入プロジェクトと旧納骨堂対策検討チームを発足。その後、オルガン購入プロジェクトは、現オルガンの性能を再度調べなおして勇気をもって休止。旧納骨堂対策検討チームは旧納骨堂のその後の活用方法を模索しながら活動を続けています。コロナ禍の中でも、復活節、待降節などの行事を、安心安全を考えながら、工夫に工夫を重ね、実行。典礼委員会の功績大です。

大きな問題、困難の中、松原教会はいつも一致して、様々なことを実行してきました。すべては携わった信徒の方々全員の底力です。

しかし、そのすべては神様のはからい。いつも神様が整えてくださっていた。振り返ってみると、まったく予測できない問題、状況。それからの問題解決、状況の打破。目的の実行。何よりもすべてに神様のお力が常にそこで働いていたという発見、驚きがあります。

「わたしどもは取るに足りない僕です。しなければならないことをしただけです」(ルカ17:10)

ようやくこの言葉を少し理解できました。なんというお恵みでしょう。神様はいつも共にいて、整えてくださっていた。感謝のうちに祈ります。メンバーが交代しても、いままでのように教会のことすべてを神様が整えてくださいますように。

松原教会が「いつでも共にいる 共にある教会」でありますように。