10月号 「えいちゃん、だいすき!」

教会学校 Sr. 丸岡京子

私は、レストナック幼稚園で働いています。

3才の女の子Nちゃんは、入園当初「ママがいない」と泣いていました。ふと気づくと、Nちゃんの絵本袋に、可愛いエイのアップリケがついています。よく見ると、カバンにも上履き袋にも、エイの絵や刺繍がしてありました。

泣いているNちゃんに「これ、なあに?」と聞くと、「えいちゃん」と呟き、「えいちゃん、すきなの?」と聞くと、「えいちゃん、だーいすき!」と、笑顔で答えました。Nちゃんは、半年たった今でも、えいちゃんを離しません。

えいちゃんといつも一緒です。えいちゃんがいると、安心して喜んで過ごせるのです。時々、ママに会いたくて泣く時も、えいちゃんを見ると、「えいちゃーん!」と言って、ハグしています。エイちゃんと、水族館での感動的な出会い以来、強い絆で結ばれているようです。Nちゃんにとって、えいちゃんパワーは最強です。

そんなNちゃんを見ながら、私はイエス様のことを思い出しました。 
「主においていつも喜んでいなさい。主はすぐ近くにおられる。」(フィリピ4:4-5)私達クリスチャンにとって、イエス様は、一番! 私達は、イエス様がいつも共にいてくださるから、日々恵みと力と励ましをいただいて人生を人々と共に歩いていけます。

さて、幼稚園では、今日も子ども達が、世界の人々のためにお祈りしています。「戦争が、早く終わりますように! コロナで苦しんでいる人を助けてください!」元気な歌声も聞こえてきます。
♪喜びひろげよう!小さな僕たちだけど、神様はどんな時でも、愛して守ってくださる♪

教会学校も2学期が始まりました。神父様やリーダー達は、新しい方法を模索しています。子ども達のためにより良いことができますように、イエス様とマリア様に信頼し、皆様のお祈りに支えられて、希望をもって進めていきたいと思っています。