「鐘」巻頭言 2017年

7月号    子どものために教会は

2017年06月29日

教会学校連絡会  石山省吾
 

私は教会学校連絡会の代表をしています。教会学校連絡会は、一昨年にできた信仰養成委員会のサブ組織で、幼児・小学生会、中学生会、高校生会、ときどき青年会も合わせた相互の連絡をすることを目的にできました。成長しながら会を移っていく子どもに一貫した対応ができるようにです。
教会学校の各会では、子どもの成長にあわせた方針とカリキュラムを立てています。各会代表に書いていただいた方針をこちらにご紹介します。

幼児・小学生会 未就学児から小学生までの子どもたちとリーダーが一緒に、神さまの存在や私たちが受けているお恵みを感じながら『遊ぶ』、『読む』、『書く』、『聖書の言葉やお友だちの話に耳を傾ける』そして『感じたことを表現する』ことを、学年に応じて3つのグループに分かれて活動しています。いつも神父さまやシスターの支えがあり、子どもも大人も成長している会です。

中学生会 思春期のただ中にいる子どもたちの会です。毎週10時15分から始まります。身近なことの分かち合い、ボランティア活動、聖書にまつわる簡単料理、こどもミサの奉仕、クリスマスなど、そして遠足、キャンプの幼小学生・高校生との遊びや関わりを通して、神さまに愛されている『私とあなた(他の人)』、イエスさまとともに歩む〝本物の喜び〟を少しでも感じられる楽しい一年間になったらいいなと考えています。

高校生会 視野を広げ、一人ひとりが様々な活動や出来事、教会の仲間や関わってくださる信徒の方々を通して、神様とのつながりをより感じてもらえたらと思っています。教会外のボランティア活動なども考えています。また、高校生達が、幼児・小学生会リーダーのお手伝いをする日が月一回あります。リーダーを希望する高校生達の準備期間でもあります。様々な場面で、子供達がイキイキと活動出来るように…と考えています。

実のところ、子どもは一人ひとりまったく違いますから、一般論としていえることはあまりありません。それでも言えることがあるなら、子ども時代はインプットの時期だということです。大人は、子どもにいろいろな将来や、教会を支える姿、つまりアウトプットをすぐに期待しがちですが、順番としては、「子どもに対して教会が何ができるか」を考える方が先になるのです。
では、教会はどのようなインプットができるかというと、それはやはり、人との出会いだと私は思います。神は直接見たり、触れたりはできず、その愛は何かを通じて感じるもので、ほとんどの場合、それは周りの人です。特に子どもの頃はそうです。
教会は、子どもが日ごろ接していない世界に触れている人があつまる場所でもあります。各会のリーダーも、世界中を巡る神父さまや神学生の方も、この鐘を読んでくださっている皆様もそうです。年上の友達、年下の友達ができるのも教会ならではのことです。
教会で出会う大人、友達が、自分を受け入れ、新しい世界を見せてくれるように感じ、また、その人達同士が互いに尊敬と愛をもって接している姿を見れば、子ども達は、沢山のものを得て、神の愛をはっきりと感じるようになると思っています。
考えてみれば、そんな教会は、大人にとっても良い教会ですね。松原教会がそうであり続けるように、教会全体で話し合っていければいいな、と私は願います。