「鐘」巻頭言 2017年

11月号   喜びを分かち合うために

2017年11月07日

信徒代表   杉江昌子
 

今年1月に信徒代表のお役目を賜り、10か月が過ぎました。この間、いつも、私の心にあるのは、神様が望まれている教会とは?神様は私達に何をお望みなのか?ということです。また、今年は教会の標語案を信徒の皆様から募集し、「ともにいつくしみの輪を拡げよう」と決まりました。この標語が単なる言葉だけで終わらず、私達が実践していくためには、どうしたらよいのでしょうか?
パウロのテサロニケの信徒への手紙一・5章16-18には、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」とあります。私達は、自分自身の力では、いつも喜んでいたり、感謝していたりすることはできないと思います。しかし、主において、私達は、喜ぶ人、感謝する人になれるのではないかと思います。この喜びは、色々な苦しみ、悲しみ、痛みの中にあっても、神様を信頼して生きる喜びであり、まわりの人の気持ちを思いやり、理解しよう、ゆるし合おうと努めることではないでしょうか。まずは、私達自身が喜ぶ人となり、神様の愛といつくしみをあかしするものとなれますように、聖霊の導きを祈り求めたいと思います。
そして、神様の愛といつくしみの喜びをすべての人と分かち合うために、教会は孤立せず、もっと社会の中で生きるべきだと思います。信者未信者にかかわらず、広く門戸を開いて、教会に足を運ぶ機会を作る努力をしなければならないと感じています。9月のフィローニ枢機卿来日に際しての、教皇フランシスコの日本の教会への親書には、「殉教者たちの教会、証聖者たちの教会であったという皆さんの教会がもつ福音宣教の真の力は、守り、かつ発展させるべき偉大な宝です」と記されています。「福音宣教の真の力を守り、かつ発展させる」。神様が、今、私達に望まれていることなのかもしれません。