5月号 第36回チャリティコンサートを迎えて

チャリティコンサートグループ  上野哲郎
 

松原教会のチャリティコンサートは、例年、一年の中でも一番爽やかで美しい月の5月に行われています。今年のコンサートは、第36回目を迎え、5月19日に行われます。出演者は、3年前に演奏をしていただいた天満敦子さん(ヴァイオリン)です。今回は、伴奏無しのソロ・コンサートです。また、あの素敵なヴァイオリンの音色で心を満たしてくださるものと思います。
このコンサートは、フィリピンのミンダナオ島カガヤン・デ・オロ市にある小さな村タンボの幼稚園で働くシスターたちを支援するために1983年に始まりました。
貧しさを何とかしようという気持ちから生まれたものです。このニーニャ・マリア幼稚園では、貧しさのために教育を受けられない子ども達を支援し、将来的には自立して生活が送れるようになることを目指してきました。4年前に、毎年起きる洪水の被害から守るため、タンボからナザレの村へと幼稚園を移転しました。貧しさゆえに教育を受けられない子ども達の存在は、大きな問題です。現在、世界では経済的な格差(貧富の格差)が拡がっていると言われています。そして、この格差が固定化しつつあるとも言われています。その原因の一つに受けられる教育の格差があると考えられます。子ども達が、教育を受けられず、その結果、仕事に就けず、より貧しい状況となり、絶望の中で生きていかなくてはならないという負のスパイラルに陥っているとも言えます。このような子ども達が、教育を受けることにより、将来への明るい希望をもてるよう現状の格差を打破する手助けすることが大事なのではないでしょうか。シスターたちは、ずっと以前からこの問題に取り組んでいるのです。
私達に出来ることは、ほんのわずかかもしれませんが、少しずつでも努力することが大切だと思っています。人が育つには時間がかかります。社会が育つにも時間がかかります。子ども達が、私達松原教会を必要とする限り、皆様方のご協力によりこのコンサートを続けられればと思っています。継続は力なりを信じています。