3月号 神様からの呼びかけを増やしたい

信仰養成委員会  佐々木康浩
 

僕は、中学高校と神奈川県にあるカトリック学校に通っていました。そこでは中1から高3まで聖書研究会に入ってスペイン人のF・アルカラ神父の指導のもと毎週一回、聖書の一節を読みながら、仲間との議論を楽しみました。
その活動の一環として、横浜教区の青年会の合宿に参加したり、上石神井のイエズス会神学院で百瀬文晃神父から黙想会の指導を受けたりしました。高校時代の二泊三日の完全な沈黙での黙想会の折に初めて神様の声を聞きました。
大学生になってからは、ヤング・ウィークエンドに参加しました。この活動を支援していた浅野ご夫妻に大変お世話になり、ここでの経験が後の僕の受洗につながります。聖イグナチオ教会で結婚講座を受け、上智大学構内のクルトゥルハイム聖堂で結婚式を挙げていただきました。(その後、何十年かキリスト教から離れることになります)。
息子の結婚式を、思い出深い上石神井のイエズス会神学院内の聖堂で特別に挙げていただくことになり、その調整のため何度か足を運びました。祈りのしみ込んだ聖堂内で、ふたたび神様の声を聞くことになります。
ここまで呼びかけられれば、観念するしかありません。ロヨラハウスで静養されているアルカラ神父に洗礼を受けたい旨を相談しました。聖イグナチオ教会かどこかでチャッチャと洗礼を済ませてしまおうと考えたのです。ところがアルカラ神父から言われたのは、自宅の近くで通える良い教会を探しなさいというものでした。僕は、いくつかの教会を覗いてみることにし、ここ松原教会にたどり着きました。初めて松原教会を訪ねてきた僕を、伊藤全さんら皆さんが温かく迎え入れてくださいました。
土曜日に仕事があって入門講座に通えない僕を、「聖書と典礼の分かち合い」金曜クラスの皆さんが温かく指導してくださいました。受洗後は一年間、入門講座に通いました。今はフォローアップ講座にも参加しています。堅信準備会も為になりました。
2018年5月20日の堅信式で菊地大司教にいただいた説教を引用させてください。

「わたしたちは、個人として自分は信じるのだと決断して受けたこの信仰を、一人で孤立して生きるのではなくて、共同体の中で皆と一緒に共に生きていくのです。それは神ご自身が、わたしたちを、一つの民、「神の民」として呼び集められたからに他ならず、そして教会にとって、信仰者が共に生きるその共同体の存在はとても大切なものであります。共同体の存在なしに、教会の存在はあり得ません」。

僕自身を例にとっても、数十年にわたり、様々な方々の口や活動を通じて、教会共同体に参画せよと、繰り返し神様は呼びかけてくださいました。信仰養成委員会は、黙想会や講演会やDVD鑑賞会の企画、堅信準備のお手伝い、図書の管理などを担当しています。信仰養成委員会という活動の場を通して、企画を形にすることで「神様の呼びかけ」の拡声器となれるよう微力を尽くしたいと考えています。