5月号 世界の平和 心の平和
福祉委員会 野村 昭子
「今は無関心 利己主義 分裂 忘却の時ではない」
今は無関心でいる時ではありません。全世界で苦しむパンデミックに立ち向かうために、一致しなければなりません。復活されたイエスが、貧しい人々、社会の辺境に生きる人々、難民、ホームレスの人々に希望を与えてくださいますように。これは教皇フランシスコ2020年パンデミックが始まった復活祭でのメッセージです。
これから2年、現在パンデミックと共にロシアとウクライナの戦争が、日々ニュース等報じられています。教皇フランシスコは、ロシア大使館を訪れ、憂慮を表明されました。
「神は平和のために存在し、戦争の為に存在するものではありません。暴力を支持する者は神を冒涜しているのと同じです。武器をおきなさい」
東方正教会も「戦争で解決する問題などない。問題を増やすだけである」と。
この中、キリスト三大教派のひとつ、ロシア正教会のトップキリル主教は、ウクライナ侵攻を積極的に支持しています。怒りと戸惑いをおぼえます。主イエス・キリストは、嘆き悲しんでいらっしゃることでしょう。今私達は、カトリック信者として、正しい情報のもと、どうすることが正しいのか、再認識する「時」でもあると思います。
昨年末、皆様より山谷2ヵ所(ブラザー、シスター)、友愛会、CTIC(カトリック東京国際センター)へご支援いただき有難うございました。ミサに参加できず、ご自宅にいらっしゃる方からも、あたたかな物資を送ってくださるなど、昨年以上の物資・支援金が集まりました。ウクライナ人道支援の折にも、たくさん献金していただき、重ね重ね御礼申し上げます。感謝でいっぱいです。
今、山野にての炊き出し作業お手伝いのお声がけはしていません。時期を見計らい、お声かけしたいと考えています。
現在、松原教会では、神父様、小委員会、典礼委員会、ITチーム、各委員会一丸となり、ステージに合わせ、ミサ、ミサYouTube配信が行われています。対面での講座、集まりの自粛が続き、2年間、対面でのお祝い、バザーを開催できていません。皆様のなかで、お困りの方、悩まれている方、高齢の方、お一人暮らしの方、何かありましたら遠慮なく声をあげてください。私達は、家族・兄弟・姉妹です。「共にいる」ことを忘れないでください。福祉委員会では、皆様や外との窓口となり色々模索しています。ご意見くださいますよう、お願いします。
「ロシアとウクライナをマリアの汚れなきみ心に奉献する祈り」を唱え、「世界平和」「心の平和」を願い祈ります。
「できる人が、できる中で神を愛するように、隣人をも愛しましょう(マザー・テレサ)」