1月号 じゃ、祈ったら?
助任司祭 ガル・ブブン
かつて、ある女性が友人に訊かれました。
「あなたは神様に、いつも祈っているでしょう? じゃ、今まで何の利益を得ましたか?」
しばらく考えた後、彼女は答えました。
「だいたい得る事がなくて、むしろ祈りを通して、色々なことを失いました。」
それから、彼女は失ったことを次々に言いました。
「私は、人の前に保っていたプライドを失いました。傲慢さを失いました。野望も失いました。私は、衝動を失いました。自分の怒りも、欲望をも失いました。私は、焦り、絶望、落胆を失いました。罪への傾きも、失いつつあります。 最後に、私は最近気づいたのですが、祈りを通して、過去のことへの後悔も、失いました!」
皆さん、時々私達は、何かを得る為ではなく、霊的に成長することを許さないものを失う為に、祈ります。
祈りは、教育し、強め、そして癒す、と信じています。
ですから、新しい年も、日常生活、つまり家族、社会、松原教会の共同体の中で、私達が皆、霊的に成長することができますように、忠実に祈りながら、この地上の旅を、共に歩み続けていきましょう!
では皆さん、改めて、明けましておめでとうございます!