11月号 コロナ禍の中で携わってきた教会活動について

コロナ禍の中で携わってきた教会活動について

地区連絡会 伊藤 全

《地区連絡会》昨年3月以降、新型コロナ感染拡大が長期化し、ミサ参加を自粛せざるを得ない方も多く、ほとんどの教会活動も停止となっており松原教会共同体も分断を余儀なくされています。そのような状況でも、勇気をもって当番の奉仕に参加され、地区の兄弟姉妹に声かけをしていただいた各地区幹事の皆さんには大変感謝しております。これからも、松原教会共同体の復活を目指してよろしくお願いします。

《金曜聖書と典礼講座》Zoom利用により、昨年の11月から本講座はネットで再開されています。キリスト教においては聖書におけるイエスのみ言葉と行いこそが源泉であり、そのメッセージを正しく理解し実際の生活に反映させることが必要だと感じており、今ではなくてはならないものになっています。皆さんにも是非お薦めします。

キリスト教はユダヤ教を引き継いでいながらも、世界を支配する宗教としてではなく、(神はすべての人を大切に思っているのだから)苦しんでいる人が全て救われることを目的としていると思います。

黄金律「隣人を自分のように愛しなさい(マタイ22章)」での隣人は目の前で苦しんでいる人です。主イエス・キリストは現存しておられ、聖霊は働いていますが、この世で実際に苦しんでいる人を救うのは私たち人間であり、私たち一人一人の行動が何よりも大切であると思います。

《福祉委員会》コロナ禍で、教会における実際のボランティア・奉仕活動が全くできなくなってしまった中、やれることは、この環境下でも活動しつづけている方々への資金・物資面での支援に限られましたが、松原教会共同体として多額の寄付金・物資が集まり、お渡しした方々からは大変感謝されました。

《典礼委員会》コロナ禍で公開ミサが停止されたり、再開しても感染防止対策に従ったミサ形態となりましたが、かえってミサに与れることのありがたさをしみじみと感じ、エッセンスに絞った進行において、一つ一つのしるしの内容を再認識し、主イエスの現存を意識し、神との対話としての祈りに集中することができたように思います。神はすべての人に使命(役割)を与えており、日常において主のみ旨を行うための原動力は主日のミサにおける聖体拝領(聖霊パワーの充電)だとも強く感じました。

これからクリスマスミサに向けて、皆が戻ってきて、松原教会共同体が復活への道を歩んでいけるように祈ります。