2・3月号 五人の賢い乙女たちのように  

五人の賢い乙女たちのように

信徒代表 田中 和郎

コロナ禍という未曽有の状況の中で信徒代表を引き継ぐことになりました。

まさに今まで経験したことない事態が続いています。その中にあって奮闘された神父様、朝日さん、武宮さん、星谷さんに敬意を表します。これから、長村さん、大杉さんと一緒にバトンを引き継いでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。

引き継いで間もない1月初旬に緊急事態宣言が日本政府から発出されましたが、全面的にはミサ中止はしないという大司教のお考えのもと、松原教会はミサを続行しました。しかし、拡大する感染状況を鑑みて、神父様はミサ中止という苦渋の決断をされました。そして感染防止のための準備期間を経て、2月17日の灰の水曜日からミサ再開となりました。

あるシスターが「戦後の混乱のあと多くの人がキリスト教を求めた。それに教会が応えることができた。このコロナ禍のあと、教会 はどうなっているのか心配です」と言われました。

コロナ禍の中、集まることが制限され、ミサも制限され、宣教活動もままなりません。

この状態がもう一年以上続いています。一貫性のない国の政策、各自治体のリーダーの発言、世界、日本の様々な状況等、ワクチンは朗報のはずが心配事も多い。毎日、あふれかえる情報の中で右往左往している。感染者数に一喜一憂する生活にも疲れてきました。

このコロナ禍で学んだことは、「普段の生活の中にある確かさ」でした。どんなに行動が制限されていても、心の中では、普段通りに暮らす、普段通りに暮らさなければならない、普段通りに暮らしたい。そして、その確かさの中心にあるのは、信仰であり、祈りでした。

「そのうち五人は愚かで、五人は賢かった。愚かな乙女たちは、灯は持っていたが油の用意をしていなかった。しかし賢い乙女たちは、それぞれの灯と一緒に、壺に油を入れて持っていた。-中略- 目を覚ましていなさい。あなたたちはその日、その時を知らないのだから。」(マタイ25:2-13)

私たちは賢い乙女たちのようでありたいと思います。どんな状況にあっても、常に準備をしてその日、その時を待ちたい。

ミサ中止の期間に、神父様の召集で教会内の専門家の方々、信徒代表経験者が集まり、松原教会の感染防止対策の方針、ガイドラインを作成しました。その方針をポスターにしました。そのポスターのデザインは信徒の方が作成してくださいました。コロナ禍の中で会議も講座もオンラインで行うようになり、現在のITチームにデジタルを推進するための新メンバーが加わりました。神様はテクノロジーをお使いになります。これからITチームを中心にYouTube配信、メール配信の充実、オンラインの活用が一層進んでいくことでしょう。教会学校、青年会もデジタルを使っての活動を行っています。ミサ再開の知らせと同時に地区幹事の方たちの主体的な活動が始まりました。松原教会の底力を感じます。必要な時に必要な人がでてきて、物事を解決したり、用意をしてくださる。教会が聖霊で満たされているからでしょう。神様に感謝します。これからも私たち松原教会に希望を与え続けてくださることを祈ります。

そして、コロナ後も今までどおり松原教会がイエス様の体となって、キリスト教を求める人たちを受け容れるところでありますように。