by    上野哲郎
 

今年の松原教会のチャリティ・コンサートは、第32回目を迎え、5月31日に行われます。出演者は、保多由子さん(メゾソプラノ)、安田紀生子さん(ヴァイオリン)、茂木新緑さん(チェロ)、吉田宗子さん(オルガン)の4名の錚々たる方々です。全員、松原教会の信徒の方々で、教会創立50周年にふさわしいメンバーです。
このコンサートは、フィリピンのミンダナオ島の小さな村タンボの幼稚園で働く聖マリア修道女会のシスターたちを支援するために始まりました。貧しさを何とかしようという気持ちから生まれたものです。この幼稚園では、貧しさのために教育を受けられない子ども達を支援し、将来的には自立して生活が送れるようになることを目指しています。
昨年、毎年起きる洪水の被害から守るために、タンボからナザレトの村へと幼稚園を移転し、新たな道を歩んでいます。貧困のゆえに教育を受けられない子ども達の問題は、ここのところ大きくクローズアップされていますが、シスターたちは、ずっと以前からこの問題に取り組んでいるのです。この問題は、実は非常に多くのところに影響を及ぼしています。

今、世界各地でテロが多発していますが、そのテロを引き起こしている集団に多くの若者たちが参加しています。その中には、貧困ゆえに、教育も受けられず、仕事に就けず、絶望の中からの脱出を図るために参加する者が多数いるといわれています。このような若者を少しでも少なくするためには、すべての子ども達が教育を受け、将来への明るい展望が少しでも描けるように努力することが大切です。
私たちに出来ることは、ほんのわずかかも知れませんが、少しずつでも努力することが大切だと思っています。この子ども達が、私たち松原教会を必要とする限り、このコンサートを続けられればと思っています。継続は力なりを信じています。