by  聖マリア修道女会   Sr. 田村 和子

松原教会チャリティ・コンサートをありがとうございました。今年は、松原教会50周年ということで、保多さん、安田さん、茂木さん、吉田さんの4人の信徒の方々の心のこもった演奏により、演奏者と聴衆の心が一つになってその祈りが伝わってくるようなコンサートでした。心から感謝申し上げます。
長いもので、このコンサートが始まり、今年は32回目、私どものフィリピン創立が1982年ですので、その始まりから長い間、皆さんからご支援をいただいております。
17年目を迎えたニーニャ・マリア幼稚園は、Tamboという貧困地域のニーニャ・マリア・ラーニング・センターという社会教育センターの活動の一部です。しかし、3回にわたる洪水の被害で危険区域に指定され、Tamboで幼児を預かることが不可能になり、2014年幼稚園だけNazarethに移りました。昨年は、69名の子どもたちで始まりました。今年はおかげさまで、100名以上の入園希望者がいます。幼稚園はその家庭の実情に合わせて、月謝をお願いしています。月謝は、一番貧しい家庭で約2000円をお願いしていますが、だいたい7~8人に1人は払うことができません。子どもたちはその後、義務教育課程に入りますが、貧しさと教育は反比例して、中等教育を受けられない子どもたちが沢山います。そのため、ニーニャ・マリア・ラーニング・センターでは、子どもたちに学習機会を広げ、伸ばそうと、大学生による学習援助活動を行い、また奨学金制度を導入しています。
一方、『子どもは家庭から育つ』ことを考え、子どもを育てる親への教育、職業指導を行っております。小学校へ行けなかった、字が読めなかった母親も奨学金を得て、読み書きができるようになり、わずかながらの収入を得ることができつつあります。
今幼稚園で働く一人の先生がそうですが、奨学金を得て大学に進み、今は自分と同じような子どもたちに希望を運ぼうと、Tamboの活動を担っていこうとする若者も出てきました。様々な所でこうして人と人との交わりを主が祝福してくださり、結び合わせて、洪水という困難を通して、神様が創造的に働かれることを感じております。
神に感謝、皆様に感謝。