ヌヴェール愛徳会 Sr.二宮令子

2015年も2月に入り寒さも一段と厳しさを増してきました。身体の弱っている人、病人や家がなく外で寝ている方たちにとっては、こたえるときでもあります。

2月11日は「世界病者の日」として1993年にヨハネ・パウロ二世によって定められて以来、今年は23回目を迎えます。イエス様がカファルナウムを巡り歩き、病人をいやされたように、マリア様は弱っている病人の思いを取り次いで下さっています。

また、2月11日はマリア様が14歳のベルナデッタに現れた「ルルドの聖母のご出現」の日でもあります。

ベルナデッタはご出現を受けた後、ルルドのヌヴェール愛徳修道会のシスターたちがいた養育院にあずけられ、ヌヴェール会の修道院に入会する22歳までそこで過ごし、お裁縫や料理、アルファベットを教えてもらい要理も学んだのです。さらに病人の世話をするシスターから介護や薬の調合を学ぶことができました。

彼女は「私は病人の世話をすることが大好きです」と言うほど、病人の世話を忠実にしていたのです。

1866年7月3日、ベルナデッタは修道会入会のためにルルドを出発し、7月7日にヌヴェールの修道院の門に到着しました。2016年7月7日はヌヴェール到着の150年目にあたります。 

ヌヴェールの本部修道院でのベルナデッタは身体が弱かったため多くの時を病室で過ごしました。しかし体調の良い時は病人の世話の仕事を忠実にして皆からとても慕われていました。ヌヴェールの病院では、傷病兵のために介護にもあたっていました。

彼女の病弱な身体は喘息や結核性の関節炎のために蝕まれていき、33歳でその生涯を閉じたのですが、1933年の12月8日に教会から聖人として列聖され、2013年の12月8日には列聖80周年を祝いました。

隠れた生活の中、まっすぐで正直な性格、福音的単純さの生き方の13年間の修道生活をベルナデッタは主の十字架を友として、全うしました。ベルナデッタの言葉に「私は誰も忘れません」とあります。今も、21世紀の私たちと共に働き、マリア様と共に取り次いで下さっています。

「機会があるたびに、倒れている人に、酢ではなく、油とぶどう酒を注ぎましょう。イエスのように,だれかれの区別なく、これを実行すること。あるいは、もしだれかをより大切にするとすれば、イエスのように、まずもっとも貧しい人,もっとも苦しんでいる人、もっとも小さな人、もっとも見捨てられている人々・・・・を優先する
こと」これはベルナデッタの心の叫びでもあり「魂の日記」につづられています。