未来プロジェクト 塩谷 隆
 
 9月24日、大地震を想定した避難訓練が行われました。この日のために準備し、種々の役割を担ってご協力いただいた皆様、たいへんお疲れ様でした。感謝申し上げます。ところでこの避難訓練、参加された皆さんはどのような感想をもたれたでしょうか。後日反省会も行われますので、どうぞ訓練に対する皆様の声をお聞かせください。
避難訓練の目的は言うまでもなく教会に集う皆さんの防災意識の向上を図り、災害発生時に備えて避難経路を覚え、災害時のパニックを抑制し、いざという時の手順を覚え、命を守るために行われるものです。
 しかし私はこの避難訓練の準備を各関係者と進めていく中で、教会における避難訓練は一般の会社や商業施設等が行う訓練とはニュアンスが異なることに気がつきました。それは防災自衛組織のあり方にあります。教会には共同体を効率よくスムーズに運営するため、その役割を担ったさまざまな委員会や活動グループ、地区などの組織がもともと存在しています。よって避難訓練を行う際にはその各組織に相応しい役割を担ってもらいながら自衛組織を組むことが比較的容易でした。
そして反省点も多々あるかとは思いますが、私があらためて意義深く感じたことは、神のもと、同じ信仰をもって教会に集う兄弟姉妹を尊重しその命を守るため、共同体の各組織が話合いを重ねて準備し、役割を分担し、共通認識をもちながら一致協力して取り組むことができたことです。これは教会共同体だからできることであり、まさに「神の民の交わりと協働」の実践であり、また理想的な分かち合いの姿であったように思います。決して縦割りではなく、横の繋がりがもてたとても良い機会にもなりました。
 未来プロジェクトの取り組みはその目的をただ達成し結果を出すということだけではなく、今回のようにそのために行われるプロセスも実はとても大切なことで、このような教会共同体に相応しい副産物を生み出しながら行われることが教会的にも理想の形であり意義のあることではないでしょうか。
未来プロジェクトの取り組みはまだまだ続きますが、このような観点、側面も大事にしながら、今後もその取り組みを進めて参りたいと思います。引き続き皆さんのご協力を宜しくお願いいたします。
 最後に私の勤務地近くにある下町の小学校の門前に掲げられている標語を紹介します。
『できることから始めよう
早寝 早起き 朝ごはん』
けだし名言です! しかし昨今、その朝ごはんを満足に食べられない子ども達が増えています。松原の今年の標語である『ともに いつくしみの輪を拡げよう』が、これからも積極的に実践され、できることから始めることができるよう祈りたいと思います。