正義と平和委員会   山下佽子

 

2015年、今年は暑い暑い夏でした。戦後70年の節目ということで、TVには回顧番組、新聞にも当時の再現記事等々が溢れました。戦前戦中から戦後70年までの年月をまぎれもなく生きてきた者としては、やはり感慨一入でした。必然的に世界の変化や日本の歩み、そして自分の生き方までを振り返ることになりました。振り返ってみれば日本を含めた国際社会にとっても自分にとっても、此の70年間には幾度かの岐路があったと思います。流されたり、曲ったり、曲らなかったり。しかも究極的にはその時々の選択によって動いて来て、今現在があるのでしょう。
今年の夏、日本は又しても大きな岐路に差しかかっているように思います。今までになく多勢の人々が様々な立ち位置から個人として意思表示をし、それを行動に移しています。その状況をマスコミなどを通して見聞きすると、あの戦中にはもつことができず、戦後に至ってはじめてもつことが出来るようになったものの大きさに、私は胸がいっぱいになるのです。その上に私達には拠って立つ大地のようなイエス様が与えられています。
教皇ヨハネ23世は回勅(地上の平和)の中で、「社会生活の諸関係を、真理と正義、愛と自由の基礎の上に再建する仕事」が全ての人に課されている、と書いておられます。此の世に正義の実現を求め、愛によってもたらされる平和の大きさを思う時、私達はイエス様という拠りどころの上に立ち教皇様の指針を深く受け止めて、自分の生き方を選びたい、そしてその思いをはっきり表示して行動して行きたいと考えます。
長く暑かった今年の夏は、私にこんなことを考えさせてくれました。